易暮し by 暖淡堂

易を学びながら、心豊かで穏やかな暮らしを手に入れましょう

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活力の増大を感じるとき 雷地豫【易暮し】

六十四卦,雷地豫

 

こんにちは、暖淡堂です。

昨夜降り始めた雨が、まだ降り続いていますね。

予報によれば、これからさらに雨は強くなっていくようで。

せっかくのお休みですが、まあ、のんびりとしていましょう。

 

で、卦を立ててみました。

雷地豫が得られました。

 

雷地豫の卦辞などは、以下の記事をご参照ください。

ekilife.hatenadiary.com

 

周易の原文は以下になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

以前の雷地豫の記事は以下になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

雷地豫の卦辞は以下の通り。

 

雷地豫

豫。利建侯行師。

豫は、侯を建て、師を行うに利あり。

 

ジル・ドゥルーズの書いた「スピノザ 実践の哲学」の中に「いいーわるい」という概念の説明があります。

スピノザドゥルーズ)によれば

「自分の活力を増大させるものとの出会い、それはいい

 自分の活力を減少させるものとの出会い、それはわるい」

ということ。

自分の活力を増大させるものは、自分の本質に適っていて、それと出会うことで本質がさらに力を得る。

それで、活力が増大します。

一方、自分の本質と違っているものとの出会いは、自分の本質を損ない、一部を壊してしまいます。

いいものとの出会いは、自分の活力を増大させる。

わるいものとの出会いは、自分の活力を減少させる。

 

スピノザドゥルーズ)は、食べ物の例をあげています。

身体の能力を損ない、有害な影響を及ぼすもの。

例えば毒などは、わるい。

いいものはその逆を考えるといいでしょうね。

「いいーわるい」という概念は、簡単に説明すると以上のような感じです。

 

で、雷地豫。

喜びを感じるときは、自分の本質に適ったものと出会い、自分の活力が増大するとき。

自分がいいと思ったものとは、じっくりと時間をかけて、付き合っていく。

そうすることで、より大きな喜びを得られるでしょう。

 

明日は文化の日ですね。

自分に活力を与えてくれる芸術との出会いを探してみるよい時季かもしれません。

 

どうぞ好い一日をお過ごしください。

 

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