
こんにちは、暖淡堂です。
急に気温が低くなりました。
夜涼しいと、よく眠れてよいですね。
夏の疲れを癒したいところ。
今年の夏は記録的に暑かったので、もしかしたら記録的な夏バテが始まるのかもしれません。
インフルエンザやその他の伝染病が流行っているらしいです。
皆様、もろもろお気をつけて。
秋の味覚を楽しみながら、健康に過ごしましょう。
で、卦を立ててみました。
今日は地雷復でした。
過去記事は以下。
卦辞は以下の通りです。
坤/震
復。享。出入无疾。朋來无咎。反復其道。七日來復。利有攸往。
復は、亨る。出入疾なし。朋來りて咎なし。その道を反復す。七日にして來り復す。往くところあるに利あり。
陰爻五本の下に陽爻が一本。
力強く、グイッと現れた感じです。
陰爻の柔軟な状況に、しっかりとした芯ができたような、
一陽来復。
これまでなんとなく流されていた状況から、勢いをつけて逃れられる。
自分のあるべきところに戻る。
そんな意味も読み取れます。
人間にとって、究極の帰る場所とはどこでしょうか。
どこよりも、そこにいることで落ち着ける場所がそうかもしれません。
これまで、いろいろなところに行ったことがあるでしょう。
「ああ、いいところだな」と感じた場所がいくつかあるかと。
そんな場所の一つが、自分の帰るべき場所かもしれません。
自分の生まれた場所も、そうかもしれません。
自分の生まれた街、家、家族のいるところ。
自分が育ち、友と語り、将来の夢を見たところ。
あるいは、一番最初の記憶に残っている場所。
忘れてはいけないのは、そんな記憶の中心は、いつも自分自身であるということ。
自分の、一つきりの身体を中心にして、すべての記憶が出来上がっているということ。
なので、究極の帰る場所として、自分自身の身体を忘れてはいけません。
想いを、自分の身体の中に返し、身体の中を巡らせ、忘れていたものを思い出す。
そんな時間が必要な時期が来ているということかもしれません。
*
同じ場所に戻ったとしても、そこは以前とは同じではありません。
時間が過ぎているので、その時間の分だけ、変わっていますね。
帰省というのは、自分の生きてきた時間を振り返る、という意味もあるのでしょう。
皆様、どうぞ好い一日をお過ごしください。
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