易暮し by 暖淡堂

易から学ぶ、古典を学ぶ、穏やかな暮らし

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食事でつながる 火風鼎 【易暮し】

火風鼎、六十四卦、易経、易学小筌、新井白蛾

 

こんにちは、暖淡堂です。

今年ももう残りひと月ほどになってしまいました。

早いものです。

 

忙しいなあって思いながらも、これまで大きな病気をすることもなく過ごせました。

このまま今年を乗り切って、来年に繋げたいもの。

日々、穏やかに、無事に。

そしてちょっとだけ楽しみながら。

そんな風に暮らしていきたいと思っています。

 

で、今朝も卦を立ててみました。

火風鼎でした。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

前回の火風鼎の記事は以下になります。

ご参考まで。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

卦辞は以下の通りです。

 

火風鼎

鼎。元亨。

鼎は、元いに亨る。

 

鼎(かなえ)は供物(くもつ:おそなえのこと)を煮る道具。

bunka.nii.ac.jp

 

昔の、三本足のお鍋です。

この足の下で火を起こして調理します。

 

上卦が離で火や明るさ、下卦が巽で風やしなやかさ。

爻を積み重ねた形が鼎に似ているのでこの卦辞になっているとも言われています。

 

鼎は食材を加熱調理する道具。

そのままでは硬くて食べられないものを柔らかくするもの。

そこから、これまでは難しくてうまく扱えなかったものも、じっくりと取り組むことで扱えるようになっている、という意味が出てきます。

自分の身に合う状態になっている。

行動の活力源になっている。

また、長く続けてきたことの成果が、身につくかたちで現れている。

 

初爻の爻辞は以下のようになっています。

 

初六。鼎顛趾。利出否。得妾以其子。无咎。

象曰、鼎顛趾、未悖也。利出否、以從貴也。

 

この中にある「利出否」は、否を出だすのに利あり、と読めます。

否は拒むもの、塞ぐもの。

 

これを、鼎の趾(足)を顛(ひっくり返)して出すのに利あり。

調理をしていて、鍋の底に溜まったものを出してしまうのによい、という意味。

 

鍋料理などを食べていて、最後に鍋の底に残っているもの。

家族の箸にかからなかったものですね。

これを最後に取り出す。

 

残ったものは、そもそも食べられない、骨のようなものかもしれません。

あるいは、逆にたまたま残っていて、それでよく煮込まれていて美味しくなっていることもあるかも。

 

そういうものを、最後に取り出すタイミングになっている。

そう理解できるかと。

 

これまで、時間をかけて、じっくりと準備してきたものがある場合。

その成果は、すでに少しずつ自分の身体や思考の一部となってきているでしょう。

さらに、残りの部分、これまであまり手をつけられなかったものが、いよいよ取り出される時期になっている。

 

それは、骨のようなもの、出汁の抜けた小魚のようなものかもしれません。

それからさらに得るものがある。

そこまでやってこそ、長く続けてきた意味がありますね。

 

今年は残り1ヶ月。

これまでやってきたことの成果を思い返しながら、日々を暮らそうと思います。

 

どうぞ好い一日をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

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