易暮し by 暖淡堂

易から学ぶ、古典を学ぶ、穏やかな暮らし

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気がついたら大きく変わっている 沢火革【易暮し】

沢火革、六十四卦、易経、易学小筌、新井白蛾

 

こんにちは、暖淡堂です。

年が明けて、もう3日。

早いです。

今年も早い早い。

郷里に帰省されていた方は、そろそろ自宅に戻る頃でしょうか。

道中どうぞお気をつけて。

 

年末年始、気温の変化が大きいですね。

今朝は雪が積もっているし。

皆様、風邪などひかれませんように。

 

で、卦を立ててみました。

沢火革が得られました。

 

沢火革の過去記事は以下。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

沢火革の原文は以下になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

 

沢火革の卦辞は以下。

兌/離

沢火革。

革。已日乃孚。元亨利貞。悔亡。

革は、已日にしてすなわち孚(まこと)あり。元亨利貞。悔い亡ぶ。

 

上卦の兌(沢)は喜び、下卦の離(火)は明るさ、明晰さ。

自分の内側には知恵を保ち、外側には喜びの態度を持っている形。

そのようにしていれば、願いは大いに叶うということ。

これまでの苦労も報われます。

 

易経と新井白蛾の「易学小筌」にある沢火革の卦辞は以下の記事もご参照ください。

ekilife.hatenadiary.com

 

沢火革の初爻の爻辞は以下のようになっています。

 

初九。鞏用黃牛之革。

象曰、鞏用黃牛、不可以有為也。

 

「鞏用黃牛之革」は「黃牛の革をもってかたむる」と訓読できます。

「黃」は中庸の色、「牛」は従順な動物、「革」は堅強なもの。

中庸の德を、従順で、かつ堅く強く守るということ。

物事を革めるに当たって、その初めにはしっかりとした展望をもち、誤らない一歩を踏み出す慎重さが求められる。

そういう意味に読み取れます。

 

何かを始めたり、大きく変えたりする際。

大騒ぎをして、どさくさ紛れにいろんなことを始めてしまう。

それでは、大事なものは育たないですね。

力が分散されて、本当に育てようと思っているものに、十分に栄養がまわりません。

 

時間をかけて、栄養を少しずつ与えて。

そして、じっと見守る。

そういう態度が必要なときです。

 

「変化を起こす」という言い方を耳にしたり、目にしたりすることがあります。

それが、もし、見た目の変化を先に起こす、ということであれば、あまりうまくいかない気がします。

変化に応じた、内容の充実がなければ、すぐにその変化は消えてしまう。

 

一方で、内容の充実が進んでいたことで、気づかないうちに「変化が起こった」場合は、新しい状態がそのまま維持され、さらに進展し続ける。

力強い革新とは、そのように始まるものですね。

 

*****

 

どのような大木も、必ず若木から育ったものです。

一気に大木になるのではありません。

時間をかけて、ゆっくりゆっくりと育ち、気がつくと大木になっている。

 

何かを本当に変えたり、大きく育てたりする場合には、そうした、ゆっくり、ゆっくりとした過程が必要であること。

それを忘れて、慌てて目先の変化だけを求めてしまうと、なんだかよくわからない、手をつけただけで放り出したものの山ができてしまうような気がします。

 

極端なことはしないこと。

じっくりと時間をかけて進めること。

 

何事も、成し遂げようとするのであれば、この二つは何よりも大事。

 

どうぞ、好い一日をお過ごしください。

 

 

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