易暮し by 暖淡堂

易から学ぶ、古典を学ぶ、穏やかな暮らし

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川岸で振り返る狐 火水未済【易暮し】

火水未済、六十四卦、易経、易学小筌、新井白蛾

 

こんにちは、暖淡堂です。

今日は朝から天気が好いですね。

昨日は雨や風で、出掛けていた人は大変だったでしょう。

今日、日中はさらに気温が上がるとか。

身軽な服装で過ごせそうですね。

 

で、卦を立ててみました。

火水未済が得られました。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

火水未済の以前の記事は以下になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

卦辞は以下のとおり。

 

火水未済

未済。亨。小狐汔済。濡其尾。无攸利。

未済は亨る。小狐汔(ほと)んど済(わた)らんとす。その尾を濡らす。利するところなし。

 

小さな狐が川を渡ろうとしています。

もうすぐで対岸というところで、その尾を濡らしてしまう。

卦辞にはそう書かれています。

 

おそらくこの狐は、尾を濡らした状態で対岸に上がったのでしょう。

もといた岸に戻ってくるとか、その場で立ち止まったままとか、そういうことになったのではないと思います。

尾を濡らしたところで、川の流れに飲み込まれて流された、ということでもないでしょうね。

それだったら、尾を濡らす、ではなく、渡れず、となると。

未済はいまわたらず。

中途にあるということ。

続けて、渡り切ってしまう。

そう考えるのが自然です。

 

で、狐。

尾を濡らしただけではなく、半身も濡らしてしまったか、全身ずぶ濡れに近い状況も考えられます。

なんだか、渡り切ったけど、残念な結果になった。

そんな状況。

 

小さな狐は、あまり経験がありません。

渡り切れるかどうかわからないけれでも、川を渡ろうとした。

それは挑戦です。

そして、対岸近くで、思いがけないことがあって、尾を濡らしてしまった。

 

その時、狐は一つ、大きな学びを経験します。

対岸で、狐は、自分が渡ってきた川を振り返ります。

おそらく、その目には、後悔ではなく、自信の欠片のようなものが浮かんでいます。

そして、次の挑戦の機会に、失敗の経験を生かそうと誓っているはず。

 

火水未済の卦辞を読むと、最後の一歩手前で気を抜いたことを反省し、次に活かす、そう思い定めている、若い狐の姿を思い浮かべます。

本当に「一歩手前」の状態。

最後の最後で、大事なことを手抜きしないこと。

それで、うまくいく。

失敗したなら、経験を次に活かす。

 

いずれも、川を渡ろうと決めたことで得られる結果。

川を渡るという挑戦には、こういった結果が、必ずついてきます。

 

気温が上がってきました。

皆様、どうぞよい休日をお過ごしください。

 

 

 

 

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