易暮し by 暖淡堂

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八卦の 兌 新井白蛾「易学小筌」

こんにちは、暖淡堂です。

六十四卦を読むための基本となる八卦を順番に紹介しています。

 

前回は八卦の一番初め、乾卦の説明をしました。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

今回は二番目、卦です。

 

兌は陽爻二本の上に陰爻が一本乗っています。

力強いものの上に柔らかなものが持ち上げられている形。

 

「喜び」のイメージがある卦です。

 

自然であれば沢、家族に例えると少女(一番年下)、動物では羊、身体の中では口、方角としては西に当たります。

この卦の意味するところを理解するためには、これら象徴するものも意識しておくのがよいでしょう。

 

新井白蛾「易学小筌」の卦辞も、これらが盛り込まれています。

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兌(だ) 沢 二 好悪榮辱(えいじょく)の卦と解すべし

 

兌は説(よろこ)びである。口を開く形から意味をとっている。


羊、猿、沢の中のもの


金物の類


廃(すた)れるものの類


欠けたもの、上に穴のあるもの、または口のあるもの


楽器の類


雨、霰(あられ)、星、月


沢、水辺、池、井、剛鹵(こうろ)の地〔塩分が白く固まって出来た地のこと〕


少女、妾、巫〔口先で人を誑かすもの、その他類推すべし〕、歌妓(かぎ)、伶人、譯人(やくにん)〔俗にいう肝いりなど、類推すべし〕


讒言(ざんげん)口舌(くぜつ)の類〔偸盗など〕


口、舌、肺〔病気は咽喉、気逆、喘疾、飲食進まずなどの類、推して察するべし〕
輔頬〔ほほのこと〕


白色、辛いもの

 

簡単な卦の立て方

 

卦を得ることを「立てる」といいます。

ご自身で是非卦を立ててみてください。

いくつかの方法で可能ですが、サイコロを使ってもできます。

方法は以下のリンクをご参照ください。

 

ameblo.jp