こんにちは、暖淡堂です。
もう少し暑い日は続きそうです。
今年の八月は特別暑かったですね。
それでも、夜には秋の虫の鳴き声が聞こえます。
季節は着実に変わりつつあるようです。
で、卦を立ててみました。
沢風大過が得られました。
卦辞は次の通り。
兌/巽
沢風大過。
大過。棟橈。利有攸往。亨。
大過は、棟橈めり。往くところあるに利あり。亨る。
上卦が兌(沢:喜び)、下卦が巽(風:しなやかさ)。
外に対して穏やかな態度を見せながら、内面では色々なものに対応できる柔軟さを保っています。
このような状態で物事に取り組めばうまくいきます。
手がけたことは成功が得られます。
願いも叶います。
大過とは、この卦の形から言われます。
二爻から五爻までが陽爻で、その上下が陰爻。
二本の陰爻で間にある陽爻を支えている状況になっています。
四本の陽爻でできた棟木を二本の陰爻で支えると、重さに耐えられず撓(たわ)んでしまいます。
重すぎる(大きにすぎる)ので大過。
僕はこの卦の形が、まるで鉄の球を柔らかなビロードで包んだもののように見えます。
上下の陰爻が外に対して柔軟に見せますが、内側に四本も陽爻を抱えています。
一見柔らかで、そして優しい。
だけど、他の人が軽んじて、自分の思うように扱おうとして近寄ると、鉄の重さで押しつぶされてしまいます。
内側に重厚な強さを秘めています。
そのような強さを持っていると、やがて孤立することもあるかもしれませんね。
しかし、そんなときにこそ自分のやるべきことを着実に実行するべきです。
自分は、もう2年弱で定年。
少しずつ今の職場の組織から意識的に距離を置こうとしています。
自分以外のメンバーへの引き継ぎも少しずつ進めています。
そんなときに、ビロードの肌触りの鉄の球のような意識でいるべきですね。
定年後の暮しは自分で選択するもの。
しっかりと準備しようと思っています。
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