今日の卦辞:震爲雷
震/震
震爲雷
震。亨。震來虩虩。笑言啞啞。震驚百里。不喪匕鬯。
震は、亨る。震來れば虩虩たり。笑言啞啞たり。震百里を驚かすも、匕鬯を喪わず。
上下の卦がいずれも震(雷)です。
雷が鳴り響く様。
彖伝に以下の言葉があります。
「驚遠而懼邇也。」
「遠くに驚き、邇(ちか)くを懼(おそれ)しむる也」
遠くの空で激しくなる雷の様子に触れて、身近なところでの物事に慎重になる。
自分から遠く離れたところで起こっていることを知り、自分の周囲に細かく目を配る。
そんな行動が求められている時です。
易経と新井白蛾の「易学小筌」にある震爲雷の卦辞は以下の記事もご参照ください。
震爲雷の原文は以下のリンクから。
今日の暮らしのヒント
当面、まずは何事にも慎重に。
戦争や自然災害のニュースに触れることが多いですね。
それらを他人事と思わず、自分が実際に経験したなら、どのように考えるか、どのように振る舞うかを考えて、自分の身の回りの整理をしたいところ。
どのようなことも、いつ自分に対して起こるかわかりません。
ただ、慎重に準備していたら、それなりの対処はできるものです。
震爲雷の卦辞は、雷が鳴っても、自分がやるべきことを見失わなければ吉、という大意です。
物事を整理し、やるべきことをしっかりとこなしていれば、心配はありません。
震爲雷の過去記事は以下になります。
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