今日の卦辞：雷天大壮
震／乾
大壮。利貞。
大壮は、貞しきに利あり。
上卦が震（雷）で下卦が乾（天）です。
内側に大きなものを抱えて、外側に力強く動く、そんな形です。
大いに壮んな時。
そんな時にはついつい調子に乗ってしまいがち。
勢いも、永遠に続くわけではありません。
礼に適った振る舞いをし、自らが行っていることが人々に認められるようにするべきでしょう。
易経と新井白蛾の「易学小筌」にある雷天大壮の卦辞は以下の記事もご参照ください。
雷天大壮の原文は以下のリンクから。
今日の暮らしのヒント
勢いのある時は、大概のことがうまくいきます。
それは気持ちに強さがあるから。
面倒なことでも、些細なことであると受け止めることができます。
物事を始める時、大きく動かさないといけない時などには、このように思うことが大事ですね。
もちろん、危険は避けないといけませんが。
些細なことであると思われても、そこでいい加減な片付け方をしてしまうと、大きな障害になりかねません。
ここは、それが礼に適っているかどうか、考えるべきです。
相手も、自分も、その出来事の当事者やその問題の背景に、礼に外れてしまっていることはないか。
自分の態度は、あくまでも礼を守るべきです。
そして、避けるべきものは避けましょう。
今はもっと、色んなことに勢いを活かすのが最優先。
その勢いで、恩恵を受ける人がたくさんいるでしょう。
その人たちの思いが、今後、自分の勢いを失いつつある時に、きっと力になってくれるでしょう。
雷天大壮の過去記事は以下になります。
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