こんにちは、暖淡堂です。
年末になると、もともと仕事が忙しい立場ではなくても、用事が立て込むもの。
僕も数日に一日は忙しい日があります。
先のことを考えながら、今やっておかなければいけないことを優先して、一つずつ片付けていこうと思っています。
で、卦を立ててみました。
天雷无妄が得られました。
易経と新井白蛾「易学小筌」の卦辞
易経の卦辞と新井白蛾の「易学小筌」の卦辞を比較したのが以下の記事になります。
周易の原文は以下。
この卦の過去記事は以下になります。
卦辞から今の暮らしを振り返る
天雷无妄の卦辞は以下の通り。
乾/震
天雷无妄
无妄。元亨利貞。其匪正有眚。不利有攸往。
无妄は、元いに亨る、貞しきに利あり。それ正しきに匪ざれば眚(わざわい)あり。往くところあるに利あらず。
「无妄」は迷いがないこと。
正しい心で物事に取り組めば、願いが叶うこと。
ただし、正しい心と言っても、世の中の「正論」を集めてきて心に詰め込むのはよくないですね。
心の中であれこれと衝突が起こってしまいます。
菅子四篇にある「心術」のよれば、正しい心の在り方とは「空っぽ」のこと。
空っぽにして、さらに掃除もして。
余計なものは一切残らないようにした状態。
そうすることで、心の中に、自然のあるべき在り方をしている「道」が宿ります。
新しいことを始めるのではなく、今、手元にあるものを片付ける時でしょう。
自分は手元にいくつか、今後につながる大切なものを持っています。
それぞれを形にしていく。
そんなことに集中するべき時なのでしょうね。
いずれも自分と家族の今後に関係しているもの。
この後、どのように生きていくのかも考えながら、今日を過ごしたいと思います。
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