易暮し by 暖淡堂

易を学びながら、心豊かで穏やかな暮らしを手に入れましょう

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最後に噛み潰す一噛みが、物事の味わいの決め手 火雷噬嗑

火雷噬嗑



 

こんにちは、暖淡堂です。

梅雨がまだ続いていますね。

なかなかすっきりは晴れてくれません。

そのくせ、ちょっとお日様が出ると気温がぐっと上がって。

蒸し暑かったりします。

梅雨は、もう少し続きそうですね。

どうぞみなさま、熱中症にはお気をつけください。

 

で、卦を立ててみました。

今回は火雷噬嗑。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

火雷噬嗑に対して、新井白蛾は次のように書きます。

 

この卦は、

口の中にものが入っているという意味で、

諸事他人に妨げられることがある、

そうではあるが噛み合わせて通じるという意味もあるので、

はじめはうまくいかなくても、

最後にはうまくいくだろう。

 

火雷噬嗑とは卦の形からきています。

上下に陽爻、その他はほとんどが陰爻なのですが、一本だけ陽爻が挟まっています。

これを噛み砕き、陰爻に変えられれば山雷頤に変わります。

上下の歯が噛み合わさる。

それで問題は解決される。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

一本挟まっている陽爻は口の中にある硬いもの。

それを噛み砕くということは、なにか問題ごとがあっても、それを噛み砕くことで解決できるということ。

それを噛み砕く力はすでに持っています。

 

最初は人の妨害などがあるかもしれませんが、後には解決し、うまくいきます。

希望は叶う。

しかし、時間がかかるということ。

タイミングよく噛まないと、歯が欠けてしまうかもしれません。

ただ、決心して噛み砕くと、そのあとは柔らかいものだけになります。

 

物事が、なんでもスムーズに運ぶと、仕上がった時に感じる達成感はそれほどでもないかもしれません。

それよりも、問題があって、それが手強いものだと、それを解決して仕上げたときの感慨はより深いものになるでしょう。

 

簡単な物事を複雑にする必要はありませんが、難しい課題も、それを成し遂げたときに感じる喜びは大きなもの。

それをそのまま受け取りましょう。

 

しばらくして思い返すと、それは思いがけなく味わい深い思い出になっているでしょう。

 

 

 

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