易暮し by 暖淡堂

易を学びながら、心豊かで穏やかな暮らしを手に入れましょう

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【易暮し】震爲雷 鼎で煮たものは公平に分ける 雷に驚かずに落ち着いて振る舞うべき時

震爲雷、六十四卦、易経

 

こんにちは、暖淡堂です。

天候が不安定ですね。

台風の影響もあるようで。

暑い日には雷も鳴ったり、竜巻があったり。

驚くようなことが多く起こります。

 

で、卦を立ててみました。

震爲雷が得られました。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

卦辞は以下の通りです。

 

震爲雷

震。亨。震來虩虩。笑言啞啞。震驚百里。不喪匕鬯。

震は、亨る。震來れば虩虩たり。笑言啞啞たり。震百里を驚かすも、匕鬯を喪わず。

 

匕鬯(ひちょう)とは、鼎などで煮たものを掬う匙(さじ)です。

食べ物を取り分けたり、祀るために盛り付けたりするための道具。

これを、雷が鳴っても驚かず、取り落とすことがない。

そのような人こそ、位を得て重く用いられます。

 

落ち着いているということは、けっして、小さなことを大したことではないと無視するような態度をとることではないですね。

むしろ、小さなことが大きくなる前に対処を済ませられる人が落ち着いていられる。

 

大きくなったことを、小さなことだと言って済ませようとする人は、小さなことに気付けず、大きくしてしまったことを、言い逃れしているとも言えます。

 

雷が鳴っても落ち着いていられる人は、しなくてもいいことをわざわざして、問題を大きくするようなことは、初めからしていないもの。

 

不要なことはしない、ことさらなことはしない。

それを心がけ、自らが行うべきことを慌てず騒がずに進めていく。

 

そんな態度で振る舞うことで願いは叶います。

 

今、そんな風に振る舞える指導者が、多方面で求められている気がしますね。

 

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