易暮し by 暖淡堂

易を学びながら、心豊かで穏やかな暮らしを手に入れましょう

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天は天として、川は川として、それぞれの在り方がある 天水訟【易暮し】

天水訟、六十四卦、易経、易学小筌、新井白蛾

 

こんにちは、暖淡堂です。

週末に気温が下がりましたね。

季節は着実に進んでいたようです。

気温の寒暖差が大きくなる時期。

風邪などひかれませんように。

健康に乗り切りましょう。

 

で、卦を立ててみました。

天水訟が得られました。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

卦辞は以下のとおり。

 

乾/坎

天水訟

訟。有孚。窒惕。中吉。終凶。利見大人。不利渉大川。

訟は、孚あり。惕(うれ)いを窒ぐ。中ごろは吉、終わりは凶なり。大人を見るに利あり。大川を渉るに利なし。

 

上卦の乾は天、下卦の坎は川。

空と川はそれぞれの在り方であるもの。

どちらかが、自分の在り方を相手に求めたりしません。

それぞれの在り方で、そのままあるものです。

 

もし相手に、自分の在り方と同じようにすることを求めると、その結果はよくありません。

空と川がせめぎ合うと、自然災害のようなものを引き起こします。

それぞれに、自分の在り方を守っているのが一番ですね。

 

日々の暮らしでも、ついつい相手に自分のやり方と同じように振る舞うことを求めたりしてしまいます。

それで争いごとが起こったり、訴えられたり。

集団で暮らす上での約束事は守らないといけませんが、自分が思うように相手が行動することを要求したりすると、ちょっとやりすぎかもしれません。

相手を尊重するべきでしょうね。

 

逆に、相手に自分を合わせすぎる必要もありません。

それぞれが自分のあるべき在り方をしていればよいでしょう。

 

世の中の紛争は、自分の考えを相手に押し付けるところから始まっているような気もします。

それぞれが、自分のあるべき在り方を振り返るというところから始めると、少しは争いごとがおさまるかもしれません。

 

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