こんにちは、暖淡堂です。
易の卦を立てて、その時に感じたことを一日の暮らしに生かしています。
その時に気になっていることの解釈にも参考にしています。
卦は、自分自身に対するメッセージですね。
このところ、日々穏やかに過ぎています。
季節の深まりも、楽しみながら暮らしています。
定年が近づいているので、その後の暮らしの準備も少しずつ進めたりしています。
まあ、この年齢では、慌てても、それほどはかどりません。
ボチボチと自分のペースで進めるしかありませんね。
で、卦を立ててみました。
坤為地が得られました。
易経と新井白蛾「易学小筌」の卦辞
易経の卦辞と新井白蛾の「易学小筌」の卦辞を比較したのが以下の記事になります。
周易原文は以下の通り。
この卦の過去記事は以下になります。
卦辞から今の暮らしを振り返る
坤為地の卦辞は以下の通り。
坤/坤
坤爲地
坤。元亨。利牝馬之貞。君子有攸往。先迷後得主。利。西南得朋。東北喪朋。安貞吉。
坤は、元いに亨る。牝馬の貞なるに利あり。君子攸(ゆ)くところあるに利あり。先んずれば迷い、後れれば主を得る。利あり。西南に朋を得、東北に朋を喪う。貞に安んじれば吉。
坤としての生き方、柔軟な態度を守っていることで、願いは大いに叶います。
人の先に立とうとしないこと、少し遅れるようにして穏やかに進むこと。
無理に騒がないこと、あれこれとことさらなことを始めないこと。
ゆっくりとなにごとも進めていていいということですね。
「西南に朋を得、東北に朋を喪う」の部分、気になる方もいるかもしれません。
西南は穏やかな場所、誰もが行きたいと思うところ。
そこを目指すのであれば、その過程で友が得られるでしょう。
東北は人の少ないところ、環境の厳しいところ。
そこに向かうことで、自分自身の在り方を見つけられます。
この卦辞では「西南に向かえ、東北では友を失うぞ」という警告を示しているのではありません。
西南でも東北でもいいのです。
友が得られても、減ることがあっても、どちらでもいいのです。
それぞれで、願いが大いに叶います。
どちらでも、柔軟な態度、無理に先に立たないような振る舞い、それを守っていれば大いに吉。
さて、定年後の暮らしを思う時、この卦辞から読み取るべきことは、とてもたくさんあります。
今日も着実に一歩、進みたいと思います。
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