易暮し by 暖淡堂

易を学びながら、心豊かで穏やかな暮らしを手に入れましょう

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坤為地 友が友でなくなるとき 自分自身の在り方が実現されている【易暮し】

坤為地、六十四卦、易経、易学小筌、新井白蛾

 

こんにちは、暖淡堂です。

易の卦を立てて、その時に感じたことを一日の暮らしに生かしています。

その時に気になっていることの解釈にも参考にしています。

卦は、自分自身に対するメッセージですね。

 

このところ、日々穏やかに過ぎています。

季節の深まりも、楽しみながら暮らしています。

定年が近づいているので、その後の暮らしの準備も少しずつ進めたりしています。

まあ、この年齢では、慌てても、それほどはかどりません。

 

ボチボチと自分のペースで進めるしかありませんね。

 

で、卦を立ててみました。

坤為地が得られました。

 

易経と新井白蛾「易学小筌」の卦辞

易経の卦辞と新井白蛾の「易学小筌」の卦辞を比較したのが以下の記事になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

周易原文は以下の通り。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

この卦の過去記事は以下になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

卦辞から今の暮らしを振り返る

坤為地の卦辞は以下の通り。

 

坤/坤

坤爲地

坤。元亨。利牝馬之貞。君子有攸往。先迷後得主。利。西南得朋。東北喪朋。安貞吉。

坤は、元いに亨る。牝馬の貞なるに利あり。君子攸(ゆ)くところあるに利あり。先んずれば迷い、後れれば主を得る。利あり。西南に朋を得、東北に朋を喪う。貞に安んじれば吉。

 

坤としての生き方、柔軟な態度を守っていることで、願いは大いに叶います。

人の先に立とうとしないこと、少し遅れるようにして穏やかに進むこと。

無理に騒がないこと、あれこれとことさらなことを始めないこと。

ゆっくりとなにごとも進めていていいということですね。

 

「西南に朋を得、東北に朋を喪う」の部分、気になる方もいるかもしれません。

西南は穏やかな場所、誰もが行きたいと思うところ。

そこを目指すのであれば、その過程で友が得られるでしょう。

東北は人の少ないところ、環境の厳しいところ。

そこに向かうことで、自分自身の在り方を見つけられます。

 

この卦辞では「西南に向かえ、東北では友を失うぞ」という警告を示しているのではありません。

西南でも東北でもいいのです。

友が得られても、減ることがあっても、どちらでもいいのです。

それぞれで、願いが大いに叶います。

どちらでも、柔軟な態度、無理に先に立たないような振る舞い、それを守っていれば大いに吉。

 

さて、定年後の暮らしを思う時、この卦辞から読み取るべきことは、とてもたくさんあります。

今日も着実に一歩、進みたいと思います。

 

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