こんにちは、暖淡堂です。
いよいよ大晦日。
今年の日々を振り返り、来年のことを思う日、ですね。
帰省されている方も多いでしょう。
ご自宅で過ごされている方もいるでしょう。
ご家族と一緒にいる方も。
お一人でいる方も。
それぞれに、ものを想う時間を持たれているかと。
易の卦辞は、私たちの日々の暮らしを見つめるときの指針となるような言葉を与えてくれます。
それを「占い」ととらえる場合、易占いになります。
言葉から、日々の暮らしを振り返り、より天地の道理にかなった生き方を目指す場合、易経となりますね。
卦辞は、短いけれども、とても豊穣な意味を持っています。
二千年以上の時をかけて、人々が学び続けているのもよくわかります。
で、今朝も卦を立ててみました。
雷地豫が得られました。
易経と新井白蛾「易学小筌」の卦辞
易経の卦辞と新井白蛾の「易学小筌」の卦辞を比較したのが以下の記事になります。
周易の原文は以下になります。
過去記事は以下になります。
卦辞から今の暮らしを振り返る
雷地豫の卦辞は以下の通り。
震/坤
雷地豫
豫。利建侯行師。
豫は、侯を建て、師を行うに利あり。
大地(坤)の上に雷(震)が出てきている形。
力強い行動を象徴します。
それも、しっかりと大地に足をつけた状態で。
このようなときは、やるべきことをやると成果が出ます。
願いが叶います。
ただ、その場合も、無駄なことはしないこと。
無駄なことをしてしまうと、行動の力強さが損なわれてしまいます。
目標に向かうために、やるべきことに狙いを定めて、最短距離で目指すのがいいでしょう。
その上で、目標に到達することができたら、その成果にいつまでも拘らないこと。
次にやるべきことを見つけるまでは、穏やかに過ごすこと。
今年、無駄なことはたくさんやってきたと思います。
来年も、目標に最短距離で向かうことに集中できるかどうか。
色々と考えてしまいますが。
ただ、目標に向かって物事に取り組む際には、集中することで力強さが出る。
それは確かだと思います。
新たな年には、そのことを忘れないようにします。
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