易暮し by 暖淡堂

易を学びながら、心豊かで穏やかな暮らしを手に入れましょう

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身軽に旅立つ 風が川面を渡るように 風沢中孚【易暮し】

今日の卦辞:風沢中孚

巽/兌

風沢中孚

中孚。豚魚吉。利渉大川。利貞。

中孚は、豚魚にして吉。大川を渉るに利あり。貞しきに利あり。

 

上卦の巽は木舟、下卦兌は大川のイメージ。

小さな小舟で大きな川に漕ぎ出す様子。

身構えることなく柔らかな態度で、笑顔を浮かべながら旅立ちます。

 

巽は風でもあります。

柔らかな風が川面を渡る形。

身軽に旅立つこと。

 

そのときに、自分の在り方を守ること。

正しい在り方であること。

 

そうすることで願いが叶います。

 

易経と新井白蛾の「易学小筌」にある風沢中孚の卦辞は以下の記事もご参照ください。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

風沢中孚の原文全文は以下の記事をご参照ください。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

 

今日の暮らしのヒント

心の中にわだかまりがない状態。

それが一番身軽であるということかもしれません。

モノに対する執着もなくなっている。

 

旅立つとは、今までの関係を整理して、それから離れることですね。

今までの周囲との関係で持たされていたものを手放すいい機会になります。

捨てられるものは捨てて、身軽になりましょう。

 

周囲から、どうしても必要なものだ、として持たされていたものが、本当はあまり必要のないものだったり。

これは価値があると、自分で勝手に思い込んでいたり。

いつか役に立つだろうと思って、普段目につかないところにしまい込んでいたり。

 

そんなモノはこの際捨てて、身軽になりましょう。

 

持っているだけで、実際は使わなかったものを整理するときに、ちょっとだけ気にすること。

それは、それを持っていた理由。

 

「いつか使うかもしれない」

この「いつか」は、自分が不安に思っていることが実際に起こるかもしれないときのことですね。

それが、実際には起こらなかったので、それが使われなかったのです。

 

この、不安に思っていることと、そのために持っていたモノ、いずれも整理するよいタイミングです。

どちらも手放して、身軽に次に進みましょう。

 

風沢中孚の過去記事は以下になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

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