易暮し by 暖淡堂

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下ることで得る時 雷山小過【易暮し】

今日の卦辞:雷山小過

震/艮

雷山小過

小過。亨。利貞。可小事不可大事。飛鳥遺之音。不宜上宜下。大吉。

小過は、亨る。貞しきに利あり。小事に可にして大事に不可なり。飛鳥はこれ音を遺す。上るに宜しからずして下るに宜し。大いに吉。

 

三爻と四爻が陽爻、その上下に陰爻が並んだ形。

胴体にしなやかな羽がついているように見えます。

それで鳥のイメージになります。

 

飛ぶ鳥が声を残します。

上るのは自然に逆らう方向。

下るのは自然の流れ。

今は、下ることで大いに吉が得られます。

 

無理に高い位置に登ろうとしているのを止めるべきとき。

下ることで本来の自分が得られることを象徴しています。

 

易経と新井白蛾の「易学小筌」にある雷山小過の卦辞は以下の記事もご参照ください。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

雷山小過の原文全文は以下の記事をご参照ください。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

 

今日の暮らしのヒント

人生の転機を迎えた人は、上を目指すのではなく、ここで下がることを意識することで、自分自身にとって吉。

それも大いに吉が得られます。

 

これまで無理をして上にあがろうとしていなかったでしょうか。

あるいは今の位置に留まろうとして、人の分まで頑張っていなかったでしょうか。

そうすることで、一体どのようなことが得られたでしょう。

 

周りを見てみてもいいかもしれません。

自分が頑張っていることで、その恩恵を受けている人がどのくらいいるでしょうか。

自分自身が、どこにも接続されていない歯車のように感じたりしないでしょうか。

 

そう感じたならば、今の位置は自分のいるべきところではありません。

ゆったりと力を抜いて、自分のいるべきところを探してみましょう。

力を抜くと、下る感じがしますが、それはむしろ自分の人生を一歩進める動きでもあります。

 

飛ぶ鳥が勢いを増すのは下るとき。

今の位置を離れることは、自分に勢いと、次のターゲットを与えてもくれます。

 

雷山小過の過去記事は以下になります。

 

ekilife.hatenadiary.com

 

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