今日の卦辞:沢火革
兌/離
沢火革。
革。己日乃孚。元亨利貞。悔亡。
革は、己日にしてすなわち孚(まこと)あり。元亨利貞。悔い亡ぶ。
己日(いじつ)とは、すでにその日が来ているという意味。
しかるべきタイミングになっているということですね。
世の中の情勢だったり、仲間内の関係だったり、自分自身の状態だったり。
それぞれが、次へと進む準備ができているということ。
改めるべき時が来ています。
目標としていたこと、進めようとしていたこと、大きく変えようとしていたこと。
それぞれを一歩進める機会の到来です。
元亨利貞。
正しい態度で取り組めば、大いに願いが叶います。
易経と新井白蛾の「易学小筌」にある沢火革の卦辞は以下の記事もご参照ください。
沢火革の原文は以下のリンクから。
今日の暮らしのヒント
今まで努力していたことは、そのどれもが無駄にはなりません。
もし評価されていなかったり、成果に結びついていなければ、そのやり方が合っていなかったから。
そのやり方を変えてみる時です。
あるいは、評価や成果というものの意味を考え直してみてもいいかもしれません。
誰に評価されようとしていたのか、どうなれば成果なのか。
その部分が自分がしてきた努力と合致していないと、いつまでもうまくいかないものですね。
これまでしてきた努力で、自分の内側に知識も経験も十分に蓄積されています。
それを、外側に柔らかく、喜びをもって表現していく。
そうすると、今まで気づいていなかった人や仕組みが応答してくれるかもしれません。
表現の仕方を変えてみるべき時ということでもあります。
継続して努力していることと、ただ機械的に続けていること。
一見同じように感じますが、自分の内部に蓄積されるものはまったく違います。
自分が続けてきたことはそのどちらなのか。
よく考えてみるべき好機でもあります。
沢火革の過去記事は以下になります。