こんにちは、暖淡堂です。
台風の影響は、もう少し残りそうですね。
強風や大雨の被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
復旧作業などで事故などが起きないようお祈りいたします。
今年のお盆休みは台風通過で落ち着きのない日々になりました。
我が家は遠出をする予定がなかったので、大体家で過ごしていたのですが、それでも不安を感じていました。
仕事は始まりますが、まだ夏休みモード。
この夏にしておきたいことは、順次片付けていきたいと思います。
で、卦を立ててみました。
火山旅が得られました。
卦辞は以下の通りです。
火山旅
旅。小亨。旅貞吉。
旅は、少し亨る。旅に貞なれば吉。
上卦の離は火、下卦の艮は山。
山の上を火が燃えながら移動する様子。
それで旅を意味します。
離(火)は明るさ、明智、叡智などでもあります。
艮(山)は立ち止まること。
叡智の前で立ち止まっている形にもなっています。
これは、叡智の結晶の前で立ち止まる人の形ですね。
博物館や美術館に展示されている優れた作品、歴史的な遺物に見惚れている姿にもなります。
時間を作って、偉人たちの業績に触れるべき時かもしれません。
そのような時には、しかるべき作法がありますね。
会場のきまりを守るのはもちろんのこと。
どのような心持ちで作品と向き合うのかもとても大事。
僕は絵画を見る時は、作品自体の出来の良し悪しとか、技巧や表現方法などはあまり気にしません。
それよりも、その作品を制作しているときに、画家自身がどのようにその対象と向き合ったのか、その風景の中で何を感じたのか、その瞬間の雰囲気を再現しようと試みます。
冬の海の絵が好きです。
そんな絵の前で、ああ、この絵を描いた人は、どのような冷たさを感じたのだろうか、海をどんな気持ちで見つめていたのだろうか、なにを思って、この瞬間を絵に残そうとしたのだろうか、そんなことを考えます。
それで、ついつい絵の前で長く立ち止まってしまいます。
最近は、展示会場は混み合いますね。
ゆっくりと絵を見るのが、ちょっと気が引けます。
ゆったりと絵が見られるようにならないかな。
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