こんにちは、暖淡堂です。
今年は元日から大きな地震があったり、2日には航空機事故があったり。
年末は政界や財界の不祥事などのニュースで終わりましたが、その不穏な様子は年末年始を超えて続いているような印象を、ついつい持ってしまいます。
せめて気持ちはその都度切り替えることができれば、と思いますが。
なかなか難しいですね。
地震の被害に遭われた多くの方々にお見舞い申し上げます。
で、今朝も卦を立ててみました。
山沢損が得られました。
変爻が四爻。
易経と新井白蛾「易学小筌」の卦辞
易経の卦辞と新井白蛾の「易学小筌」の卦辞を比較したのが以下の記事になります。
周易の原文は以下になります。
過去記事は以下になります。
卦辞から今の暮らしを振り返る
山沢損の四爻は以下の通り。
六四。損其疾。使遄有喜。无咎。
象曰、損其疾、亦可喜也。
六四。その疾を損す。遄かならしめば喜び有り。咎なし。
象に曰く、その疾を損すとは、また喜びなるべし。
山沢損卦の卦辞の大意は、過剰なものを減らして、不足している部分に移すこと。
六四は、特に疾病に注目して、その部分を減らすことを言っています。
病があるのであれば、速やかにそれを癒すべし。
そうすることで、喜びもあり、さらに病を原因にした不幸な状態も解消されます。
そのような行動が求められているとき。
自分の欠点や弱みと捉えてもよいかと思います。
自分に欠けている部分があれば、その欠けていることを減らす。
欠点でなくするか、あるいは欠点自体を欠点としない態度を取る。
欠点を長所として捉える。
そのような気持ちの変化が必要な時かもしれません。
ついついいろんな心配をしてしまう。
そして物事をスムーズに進められない。
それを欠点と感じている人もいるかもしれません。
しかし、それは何事にも慎重であるということ。
状況判断を詳細に行おうとしているので、なかなか進められないということ。
このように考えることで、欠点はむしろ長所であり強みでもあると言えるようになります。
このような、捉え方の変更が、必要なのでしょう。
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