今日の卦辞:雷水解
震/坎
雷水解
解。利西南。无所往。其來復吉。有攸往。夙吉。
解は、西南に利あり。往くところなければ、それ來たりて復れば吉なり。往くところあれば、夙(はや)くして吉なり。
震(雷)は力強い動き。
坎(水)は危難、困難な状況。
難しい状況に陥っていましたが、力を得てそこから抜け出す形。
また、上空で雷鳴が鳴り響き、雨が大地に降る様子。
雨を受けて、万物は育ちます。
これまで苦労していたこと、心配していたこと、辛かったこと、それらが解消します。
そして、自分自身には力が宿ってきていることに気が付きます。
困難さは解消します。
また、問題が残っていたら、それを片付けると吉。
そのことは功績として人々から認められるでしょう。
苦労が報われるときです。
易経と新井白蛾の「易学小筌」にある雷水解の卦辞は以下の記事もご参照ください。
今日の暮らしのヒント
普通に暮らしていても、いつのまにか自分が難しい状況に置かれてしまうこともありますね。
そんなとき、自分はじっと耐えているだけのつもりでいても、知らないうちに力がついているもの。
いろんなことを学んでいます。
そして、それらが形になれば、外に向かって力として発揮されます。
自分が待っていたものではありますが、周囲の人たちからも期待されていたもの。
そして、残った問題を解決すると、それはそれまでの苦労の中から出てきた最善の結果が得られます。
今は解決のとき。
自分の中に育ってきた力を信じて、残された問題を見つめ直してみましょう。
雷水解の過去記事は以下になります。
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