乾（天）が来て、震（雷）が動く。力強い卦です。正しい心で、あるべきものを願うと、それは大いに叶います。新しい年の始まりにあたって、人は様々な願いごとをするものですね。その願い事も、自然の流れに沿ったものであれば叶うものです。自分が得るもの…

震（雷）卦が二つ重なっています。遠くで大きな雷鳴が轟きます。それに人々が驚く様子。そして、天の怒りを恐れ、身の回りを整えたりします。その驚きが落ち着けば、むしろ大丈夫だったことに安心して、笑みがこぼれます。 このように遠くで大きな雷鳴が轟い…

今まで自分が築き上げてきたものを他の人に手渡すのは辛いかもしれません。せっかく自分が作り上げてきたのに、経験の未熟な人に手渡すのは惜しいと感じたりもしますね。しかし、自分がこれまでやってきたことは、本当に自分だけでやってきたものでしょうか…

自分の行動が周囲から見られている時です。姿勢を正して、無駄なこと、ことさらなことなどはしないようにしましょう。 特に、自分が目上の人に対して取る態度が重要。過剰に謙遜したり、卑屈になったりする必要はありません。相手を尊重して、穏やかに接する…

坎は水。 これが重なって、水が流れ続ける形。 苦しい状況でも正しい態度を守って物事に取り組み続けると、必ず状況は改善し、取り組んだことには成果が得られます。 続けること、正しい態度で取り組むこと。 そうすることで、願いは叶います。

易の八卦について、新井白蛾が「易学小筌」の付録に書いている説明を紹介します。 爻を三本重ねたのが一つの卦になります。 爻は陰と陽の二つしかないので、これを三本重ねる組み合わせは ２（陰または陽）×２（陰または陽）×２（陰または陽）＝８ で、八通…

火水未済の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

水火既済の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

雷山小過の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

風沢中孚の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

水沢節の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

風水渙の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

兌爲沢の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

ここでいう師とは、人々を率いて戦をすること。 多くの人々とともに戦うこと。 そのような場合、老成した指導者として人々を導くことができれば吉。

巽爲風の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

山沢損卦の卦辞の大意は、過剰なものを減らして、不足している部分に移すこと。 六四は、特に疾病に注目して、その部分を減らすことを言っています。 病があるのであれば、速やかにそれを癒すべし。 そうすることで、喜びもあり、さらに病を原因にした不幸な…

火山旅の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

大地（坤）の上に雷（震）が出てきている形。 力強い行動を象徴します。 それも、しっかりと大地に足をつけた状態で。 このようなときは、やるべきことをやると成果が出ます。 願いが叶います。 ただ、その場合も、無駄なことはしないこと。 無駄なことをし…

雷火豊の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

上卦の兌（沢）は喜び、下卦の坎（水）は困難な状況。 困難な状況を内側に抱えていても、外側に対しては柔軟な喜びの態度で振る舞う。 そうすることで吉。 願いが叶います。 ただし、困難さを口先の言葉だけでしのいではいけないとき。 言葉は聞き入れられに…

雷沢帰妹の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

新井白蛾はこの卦は、学者や僧侶などにとってはいい卦であると言っています。 明晰さが示されるからでしょう。 ただ、孤立します。 他の人々から離れてしまいます。 一般の人にとっては辛い状況かもしれません。

風山漸の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

余りあるところを減らして、不足しているところを補う。 そうすることで吉。 願いが叶います。 それもあるべきあり方に近づける方向で。 今の自分の暮らしで不足しているもの。 今の自分の暮らしで余っているもの。 それぞれ、どんなものがあるのでしょうね…

艮爲山の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

上卦の坎は危難、困難な状況。 下卦の兌は喜び。 困難な状況を前にして、心には喜びがあります。 楽しみながら困難な状況を乗り越えていく形。 過剰に苦労している気になる必要はありません。 難しい問題も、少し整理して解きほぐすと、それぞれではそれほど…

震爲雷の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

「元おおいに亨とおる、貞ただしきに利あり。」 正しい心で振る舞うと、願い事が叶います。 よい結果が得られます。 ここでいう「正しい心」というのは、自分の正論を周囲に押し付けるということでは決してありません。 心を鎮め、無駄なこと、ことさらなこ…

火風鼎の卦辞です。周易（易経）の卦辞の原文を順に記事にしています。

「夬さだめて履む。貞なれど厲あやうし。」 自分の能力も、立場も、それぞれふさわしいものであるが、それに甘んじて、自分が正しいと思ったことだけをしていては危うい。 そんな風に読めます。 今やれること、やるべきことをやっている。 それを進めること…